インフレというのは物の価格が上昇することですが、物の値段が二倍になれば、同じお金で買える物は二分の一になります。つまりインフレはお金の価値が下がることを意味するので、インフレ率の高い国の通貨は、対外的にも力が弱まるのです。当然、円はその通貨に対して強くなるので円高になり、円安は期待できません。ですから、外貨定期預金をしていて、満期日以降に円で受け取ることを考えれば、高金利の通貨が必ずしも「買い」とはいえないのです。
外貨預金のじぶん銀行ホームページ
http://www.jibunbank.co.jp/pc/guidance/service/foreign_deposit/
また、金利は、自分の国の通貨を防衛するために変更される場合もあります。たとえばヨーロッパでは、一九九九年までの通貨統合のために、為替相場メカニズム(ERM)を設けて、EC各国の為替相場の変動の幅が上下一・五%(ドイツ・マルク、オランダ・ギルダーは上下二・二五%)になるように規制しています。ある国の通貨がその幅を超えそうになった場合は、その国の中央銀行は為替市場に介入するなどして、為替の変動を抑制するわけです。為替相場が下落しそうなときには、金利を上げて、通貨の売られすぎを守るというケースもあります。このように金利やインフレ率は、為替相場に密接な関係があるのです。ただ金利やインフレ率は、為替相場を動かす瞬間的な力にはなるかもしれませんが、相場を長期的に維持する力はもっていません。高金利が要因となって、その国の通貨が長期的に買われ読けることはないのです。それでも金利が変わったり、インフレが起こったり収まったりするニュースが流れると、為替相場は大きく動く可能性があります。ですから、外貨の購入や売却を考えている場合は、その動きをしっかりチェックしていなければなりません。外貨預金をする際には、上記の内容を頭に入れてチャレンジしてみてはどうだろうか。