東洋人で皮膚の厚い人(脂ぎった肌の人に多い)では、鼻から口にかけて斜めにできる豊麗線が、フェイスリフト後もなかなか改善されません。日本でも気にする人は少なくありませんが、そういう患者さんには、「脂肪の彫刻」(英語ではLiposculptureという)という部分的な脂肪吸引と脂肪注入を合わせた治療をすることにより、豊麗線をかなり改善することができます。上まぶたのくぼみや、目の下の斜めに走るくぼみのラインにも、これはあてはまります。また、あたかもブルドックのように、ほほの下方が垂れ下がるものを英語で(ジヤウル)といいますが、これもやはり脂肪の下垂で起こります。マリオネット線と呼ばれるものもあります。これは、口の横からあごのほうへ斜めに走るくぼみで、同様に脂肪がたまったり、減少したりというメカニズムで起こります。また、あごも年齢とともに全体的に縮んで小さくなってきます。それが進行すると、あごがまるで夏みかんの皮のようにでこぼことしてきます。そのほかにも、ほほの内側から外側にかけてくぼんでくる「ほほがこけた」状態になる場合があります。これもやはりそれぞれの部位の脂肪が萎縮してしまったために起こるものです。
間食禁止だとか、一日三食決まった時間に食べたほうがいいとか、ダイエット本には様々な「ルール」が書いてあります。でも、現代女性の忙しい生活でルールを守るのはほとんど無理。私だって、残業した後に飲みにいくことだってありますし、忙しい日は朝食を抜いたり夕方に間食することもあります。私のダイエット理論に食事回数の制限はありません。できないことをやろうとすると、ストレスがたまるので、かえってよくありません。だからといって、毎日不規則な時間に好き放題食べていたのでは太ってしまいます。深夜にたくさん食べた翌日は、翌朝もたいしてお腹が減っていないでしょうから、そのままお昼まで我慢するなど、食べすぎたぶんの調整をすればいいのです。ところが、今の女性はこの調整がとっても苦手。マニュアルどおりに「朝食を食べるべき」というダイエット理論をかたくなに信じて、前日遅くまで飲んでいたのに、無理して食べる……。また、「間食は太る」という理論を信じて、遅くまで夕飯が食べられない日も無理して我慢してしまう。すると、お腹が減って次の食事でドカ食いしてしまう……。こういう女性がどれほど多いことか!ですから、無理して「食事リズム」を決めるのではなく、食べすぎたら次の食事で減らす、お腹が減ったら少し間食するなど、生活の中で無理のないコントロールを心がけてください。下手な「常識」を守っていると、かえって太るだけです。
脳から分泌されるある種のホルモンが、若さを保ったり、病気を防いだりする効果がるとして話題をよんだ。そういったホルモンは、プラス思考で前向きに生活しているの体内に生じやすいことが知られている。心の持ちかた一つで、病気がちにもなれ、健康体で長生きすることもできるのである。脳から分泌されるホルモンには何種類かある。緊張したり、怒ったり、強いストレスを感じたりするときに出るのは、ノルアドレナリンというホルモンだ。このノルアドレナリンは、病気の発症を促し、老化を早めるはたらきをする。逆に、リラックスしているとき、おいしいものを食べたり、楽しい気分のとき、脳からはβ−エンドルフィンというホルモンが分泌される。このβ−エンドルフィンは、脳細胞を活性化するのに加え、体の免疫システムのはたらきを高める。細菌やウイルスになどによる病気は、「大丈夫、すぐ元気になる」と前向きに考えてみても、生理学的にすぐに回復するというわけにはいかない。しかしβ−エンドルフィンは、免疫細胞を活性化するため、こういった病原菌にも抵抗力をつけることができるのである。