一九九五年九月、インデックスの前身である「ノザーク・ビーエヌエヌ」を設立。翌年の一九九六年五月には、エンディバー・インターナショナルと合併する。一九九七年四月、当時日商岩井に勤めていた落合正美が代表取締役社長として就任(現会長)。同年九月には、社名をインデックスに変更し、携帯コンテンツ事業へ参入するための準備を始める。一九九八年には、現在の代表取締役社長の小川善美が入社し、現在のインデックスの基盤ができあがる。一九九九年二月、iモードのサービス開始と同時に、携帯コンテンツ「恋愛の神様」を公式サイトとして提供。これがヒットし、業界から熱い注目を浴びるようになる。その後は、M&Aにより事業を拡大し、最近では、タカラとトミーの経営統合に参加するというニュースが話題を呼んだ。
インターネットというのは、個人がみずからの責任で、自由に情報を公開し、交換し、共有することができるための環境をつくっていくということに非常に重要な意義があるわけで、そうであれば、どんな人でも、どんな場所にいても、どんな状況にあっても、そうした環境が享受できるような技術に挑戦していかなければならないと思います。そのためのキーワードとして、「ユービキタス・コンピューティング」あるいは「ユービキタス・インターネットワーキング」という言葉を考えてみたいと思います。「ユービキタス」というのは普遍性、遍在性、要するに遍くどこにでも存在するという意味の言葉です。このような、誰でもがどこにいてもどんなときでも、デジタル・コミュニケーションの基盤を享受できるような環境をつくるためには、きわめて身近なことから、非常に新しい技術までが必要だと考えられます。
私たちは、使用している電気がどこから来ているかなど意識していませんが、ある地域で電力不足になると、他の発電所から供給されるしくみになっています。コンピュータでも同様にリソース(メモリやCPUやプログラム)が足りなくなると、ネットワーク上の他のコンピュータから借りて処理を行うしくみが考えられています。このしくみを利用して、ネットワーク上のコンピュータ・リソースを集め、あたかも1つのスーパーコンピュータのような使い方をしてしまおうというのが、グリッド・コンピューティングの考え方です。バイオ、エネルギー、金融、商業、エンターテイメントと、多岐にわたる分野での実用化が検討されています。使用したリソース分だけ課金されるしくみも考えられています。